アドラメレク「べリアル様、ああ…べリアル様は今日もお美しい。
天使とはあの方の為にある言葉と言っても過言ではありません、本当にお美しい…!」
バアル「相変わらずべリアル様が好きですね…貴方は」
アドラメレク「好きなんて表現では収まりませんっ!
べリアル様は初めて我が芸術を理解してくださり、私を傍に置いてくださった方なのですよ!」

アドラメレク「今日もべリアル様が、私に笑いかけて下さったのです」
バアル「それ嘲笑ってるんですよ」
アドラメレク「いえ!あれは間違いなく微笑みですっ」
バアル「そこまで言うなら微笑みだと思っても良いですよ…
しかし、べリアル様を崇め立てるだけというのは単調では?」
アドラメレク「単調とすると」
バアル「よく外に出たいと言われてますからね、ピクニックにでも連れていけば喜ぶんじゃないですか」

アドラメレク「その手がありましたか!では早速べリアル様に!べリアル様アアアアァ!!」
バアル「…まさか本気にするとは、そう言えばべリアル様を見かけませんね」

-色欲界 歓楽街

ベリアル「ふー…今日の仕事終わらせちゃったし、呼び出しはしないだろー」

ベリアル「さ、朝まであーそぼっと…どのコがいいかな?」

サキュバス「べリアル様」
ベリアル「ん?」
サキュバス「その膨大な魔力に気品…間違いありません、べリアル様ですよね!」
ベリアル「今はお忍びなんだ、名前は出さないでくれないか?」
サキュバス「は、はい…私の部屋へ来てくれませんか?」
ベリアル「ああ」

サキュバス「べリアル様…私から頼みがあるんですけど」
ベリアル「なんだい?」
サキュバス「べリアル様ってショタになれるんですよね?」
ベリアル「転生に失敗したときの副産物だね、見たい?」
サキュバス「見たいです、おねショタプレイさせてくれませんか!?」

ベリアル「…悪魔王にショタ化しろと頼んだ上、君が優位か」
サキュバス「す…すいません」
ベリアル「経験済みだ、その前にシャワー浴びてきていい?」
サキュバス「はい!シャワー浴びてから…」
ベリアル「この場でショタになることも可能だが、君そう言う趣味ある?」
サキュバス「うーん…ショタは好きなんですが」
ベリアル「じゃあ、そこで待ってて」

子ベリアル「これでいい?」
サキュバス「おぉっ…び、美少年!」
子ベリアル「要望通りショタになったよ、やろうか?」
サキュバス「やった!ようやく頑丈なショタと楽しめそうですっ」
子ベリアル「頑丈?ああ君ショタコンか、随分と飢えてるようだがどうしたの」
サキュバス「私とやったショタ、死んじゃうんですよ…」
子ベリアル「当たり前だろ」

サキュバス「人間界に潜伏中もショタ見るたび死んじゃうなとか思ってて、だから頼んだんですっ」
ベリアル「ショタは貴重だろ〜?朝まで楽しもうか」
サキュバス「強めにやっちゃってもいいですよ、サキュバスだし」
ベリアル「嬉しいねぇ、じゃあ俺今からショタになりきるから、君はお姉さんやってね」
サキュバス「は、はい!」

-パンデモニウム居館 城主の間

アドラメレク「べリアル様アアアアァ!ピクニックに行きましょうぞおぉぉ!!」

アドラメレク「あれ?べリアル様がいらっしゃない…」
アンフィス「主なら朝まで帰らないそうだ」
アドラメレク「これはアンフィス様!そんなぁ、絶好のピクニック日和なのに…」
アンフィス「ピクニックか、遠征に行くつもりか?」
アドラメレク「いえいえ…本当にただのピクニックですよ、今日はダメだと次は…」

アドラメレク「そうだ!今日がダメならべリアル様が休みを取られている日にっ!今度の休みは…」
アンフィス「…」
アドラメレク「この日ですね!!もう決めました!雨天決行と言いますし絶対この日に致します!!
このアドラメレク、また楽しみが増えましたぞべリアル様!」
アンフィス「……」

アドラメレク「アンフィス様!ありがとうございますっ、べリアル様にお伝えください!!」
アンフィス「………わかった」

-早朝 パンデモニウム上層部・バルコニー

バアル「魔力感知が近い、間も無くお帰りになられる筈」

バアル「…あ」

バサバサバサ…

ベリアル「ただいまー」
バアル「べリアル様!またバルコニーからお帰りになられて…ちゃんと正門を通ってください」
ベリアル「翼があるなら使わなきゃね、配下には昼まで寝てるって伝えて」
バアル「はい、わかりました」

バアル「そう言えば…アドラメレクがピクニックがどうと言ってたような」

バアル「またいつもの妄言でしょ、べリアル様が休まれている間は私とダンタリオンが代理を」

-数日後

アドラメレク「べリアル様!ピクニックに行きましょう」
ベリアル「ピクニック?」
アドラメレク「場所はパンデモニウム傍の丘!今日は悪魔王としての責務もないのでしょう」
ベリアル「ないけど、ピクニックって気分じゃないなー」
アドラメレク「そ…そんなぁ」

ベリアル「今日は雨降るんだって、気持ちよく青姦出来ないじゃん。だから後日に回してよ」
アドラメレク「しかし!雨上がりの虹は…それはもう美しきものでございますっ!!」
ベリアル「んー…確かに、雨上がりの青姦は爽やかでいいよね」
アドラメレク「そうでしょう!べリアル様、雨天決行ですぞ!」
ベリアル「待て、アンフィスの意見も聞くべきだ…ここは多数決としよう」
アドラメレク「そうですね!アンフィス様も来れば安心ですっ」

ベリアル「ピクニックに行きたいやつ、手あげてー」
アドラメレク「はいっ!!」
ベリアル「…アンフィス」
アンフィス「はっ」
ベリアル「…何故、手を上げている?」

アドラメレク「決まりましたね!ピクニックに行きますぞべリアル様!」
ベリアル「え、ちょっと…俺やだ!!アンフィス!アンフィス!!この馬を止めろ!」
アンフィス「…既に決まったことです、主よ」
ベリアル「アンフィスー!!」

-その後、傲慢界のある丘 天候・雨

アドラメレク「べリアル様!パンデモニウム傍にこんな丘があるとご存じでしたか!?」
ベリアル「…いや」
アドラメレク「魔界の野花も人間界にはない魅力がありますよ!
何よりここは瘴気がよく吹き、心地よく眠れるのです!」

ベリアル「それはわかったが…何この天気…それ何?」
アドラメレク「私がこの日のため手作りしたサンドイッチです!どうぞ」
ベリアル「…びちょびちょじゃん」
アドラメレク「雨で大分濡れてしまいましたな…味は問題ありませんよ」
ベリアル「雨に打たれながらびちょびちょのサンドイッチ食うとか嫌だよ、罰ゲームか?」
アドラメレク「美味しいから大丈夫ですよ!さあ召し上がって下さい!」

ベリアル「ん…うぅ…」
アドラメレク「お味は!?味付けには自信があったのですが、お口に合わないと言う場合はすぐに」
ベリアル「…雨で味わかんない」
アドラメレク「ああ!ソースが雨で流れてしまったのですね!!具を挟んだものなら…」

ベリアル「待て!もういい!もういいんだっ、俺こんなピクニックなら来たくなかった!!」
アドラメレク「まだまだ沢山ありますよ!!べリアル様、遠慮はいりませんぞおぉぉ!」
ベリアル「おお、あああああー…」
アンフィス「…」

-数分後、雨上がりの丘にて

アドラメレク「べリアル様!雨が上がった様ですぞ!!」
ベリアル「ああ…そう…」
アンフィス「主、虹が出ている様です」
ベリアル「ふーん…虹ね、気晴らしになるかな」

アドラメレク「おぉアンフィス様!べリアル様が…べリアル様が嵐の中で輝いておられますぞ!!」
アンフィス「ああ…」
アドラメレク「ここは私が傷付いた天使の羽を、そっと抱いてあげなければ!!」
ベリアル「誰のせいで傷付いたと思ってるんだ、愚か者が!」
アドラメレク「ぐおおっ!」
アンフィス「嵐…?」

-パンデモニウム・赤の間

バアル「災難でしたね、べリアル様」
ベリアル「もう当分ピクニックは嫌だよ、ホットワイン頂戴」
バアル「はい、侍女に持ってこさせますね」
ベリアル「アンフィスとアドラメレクは?」
バアル「浴室に、上がり次第呼びつけましょうか」
ベリアル「頼むよ」

ベリアル「…お」
バアル「どうしましたか?」
ベリアル「俺バスローブ姿もイケてるじゃん、服乾くまでこのままでいよ」
バアル「勘違いした成金にしか見えませんよ、魔力乱れが起こらないよう身体を暖められて」
ベリアル「はいはい…下がっていいよ、バアルちゃん」
バアル「はっ」
ベリアル「備品のバスローブをここまで美しく着こなすとは、やはり俺は素晴らしい…」

アドラメレク「べリアル様アアァァ!!」
ベリアル「来たか、アドラメレク」
アドラメレク「おぉべリアル様…何の変鉄もないバスローブ姿すら美しいとは!愛しています!!」
ベリアル「ああ、俺も俺を愛してる」
アドラメレク「ありがたきお言葉…!」

ベリアル「アドラメレク、俺とピクニックできて満足か?」
アドラメレク「満足です!もう死んでもいいですっ…出来ればべリアル様の手にかかって!」
ベリアル「死んでもいいか…その言葉は後に取らせておこう」
アドラメレク「後に?では…」

ベリアル「今回は許す、だがもう一回こんな真似をしたら望み通り殺してあげよう…いいね?」
アドラメレク「はい!べリアル様の手にかかって死ねると言うなら、悔いなどありません!」
ベリアル「ここまでくると潔いね、問題はアンフィスだが…」
アドラメレク「確かに、アンフィス様は何故手を上げられて?」
ベリアル「…無口だからなぁ、アドラメレクは下がっていいよ」
アドラメレク「はっ!」

アンフィス「アンフィス・バエナ、参上つかまつりました」
ベリアル「アンフィス、さっき多数決で手を上げた理由を言え」
アンフィス「主の護衛のためです」
ベリアル「護衛だけなら手を上げなくても出来たろう、何故だ?アンフィス」
アンフィス「アドラメレクの意志も尊重せねばならないと思い」
ベリアル「へぇ…」
アンフィス「アドラメレクは貴方とのピクニックを楽しみにしていたようですが、
予定日に主が外出していたため…日にちがずれてしまったようです」
ベリアル「そうか、アドラメレクが」
アンフィス「はっ」

ベリアル「いい子だな、アンフィスは。だが…まずは主の意見を優先すべきだ」
アンフィス「主の言葉を」
ベリアル「アンフィスが言うなら俺も付いてきてあげるけどね…下がれ」
アンフィス「御意」

-

ベリアル「ふーっ…散々だった、アドラメレクはともかく、まさかアンフィスが俺に逆らうとは」

ベリアル「所詮は駒か、さて…ホットワインも飲み頃だろう」

ベリアル「美味しい…」

 

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