ティア「やあ…無愛想座談会をまたもやる羽目になった、ティア・ローだ
しかし、現場を任された以上は最大限有意義な座談会となるよう努力しよう。
さて…無愛想とは言ったが、召集されたメンバーも意見があるなら遠慮なく口を開いてくれ」

レイス「俺はレイス…悪魔狩人」
カルディエ「私はカルディエ、心なき人形…」
アスモデウス「私はアスモデウス、愛欲を求む者」
アンフィス「私はアンフィス…悪魔王の右腕と言われた者」

レイス「…………」
アンフィス「…………」
カルディエ「…………」
アスモデウス「…………」

ティア「あー、今回は新メンバーとして…モトに来てもらった、冥府の支配者で知られるモトだ!
死の国の王とも言われる彼だが、この座談会では無口無愛想仲間。
ではモト、何か言っておきたいことなら遠慮なく言ってくれ」
モト「特にない」
ティア「あー、何でも良いぞ。好きな飲み物とかあるなら言ってくれ」
モト「…これといってない」
ティア「…そうか。まぁその、何だ、よろしく頼む」

モト「………」
アンフィス「………」
レイス「……」
カルディエ「………」
アスモデウス「………」
ティア「あ、相変わらず物静かだな…ハハハ、今回も私が議題を提出させてもらうが、良いだろうか?」

モト「…………」
カルディエ「…………」
レイス「…………」
アンフィス「…………」
アスモデウス「…………」

ティア「わかってたよ…君たちが無言で返してくるのは、そうだな…
まずは私達無口無愛想組は周囲にどういう目で見られているのか?について話していこうか、
無口メンバーは他人の目を気にしない傾向があるが、度を過ぎるのも問題だ。
やはり円滑な対人関係を築くうえでも、話す事は重要だと私は考えている」
レイス「…………」
アスモデウス「…………」
カルディエ「…………」
モト「…………」
アンフィス「…………」

ティア「まぁ…こ、これは私の持論だがな、カルディエ…そしてレイス
君達2人はミステリアスと言う共通点がある、それと無愛想はどんな関係性があると考える?」
レイス「関係性…………」
カルディエ「私とレイスさんの…関係性」
レイス「……赤い」
ティア「は?」
レイス「俺とカルディエは、どちらも髪が赤い」
ティア「……それ以外ないのか」
レイス「…ない」
ティア「……そ、そうか。私としてはそういう所に神秘性を感じるのだが」
レイス「…………」
カルディエ「…………」

ティア「じゃあ次は…無口無愛想がもつ大物感の話だ。
アンフィス将軍、アスモデウス、そしてモト…アンタ達は全員とんでもない大物だ、
その辺について、無愛想であることとの関連性はどう見る?」
モト「…………」
アンフィス「…………」
アスモデウス「…………」
モト「…大物は饒舌だろうが大物だ」
ティア「そ、そうだな」

ティア「…まぁ、この会議に限っては私が大物だな。
しかしなんだこの雰囲気は…死者でも弔っているようだ、冥王が居るから余計にな」
モト「…………」
レイス「…………」
カルディエ「…………」
アスモデウス「…………」
アンフィス「…………」

ティア「愚痴なんか言ってすまなかった、さて…無愛想キャラで集まって思ったんだが
…レイスやモトの様に影があるものと単に愛想が悪いだけの者が居るよな、その違いは何処にあると思う?」
レイス「……顔だ」
カルディエ「……顔ですね」
アンフィス「……顔」
アスモデウス「……顔です」
モト「……顔だ」
ティア「何だその一体感は! やっと喋ったと思ったらお前ら!
そしてアスモデウス!私は遠回しにアンタの事を言ったんだぞ!!」
アスモデウス「おや…そうだったのですか」
ティア「ああそうだ、アンタは醜いって設定があったろう」

アンフィス「醜い……」
モト「醜い、か…………」
カルディエ「………醜い」
レイス「醜いね…………」
アスモデウス「醜い、ですか…」
ティア「ま、まぁ…言い過ぎたがな。とにかく無愛想は負のイメージを生む原因になりかねないと言いたかったんだ」
レイス「悪印象か…」
カルディエ「私に、悪い印象…」
アンフィス「印象…
アスモデウス」「…………」
モト「…………」

ティア「だ、だから私の持論だと言っているだろ、そんなに見るな」
レイス「…………」
アンフィス「…………」
カルディエ「…………」
アスモデウス「…………」
モト「…………」

ティア「だから!喋れよお前ら!!相槌だけでもいいんだよっ!本当に社交性のない連中だな!」
モト「…………」
アンフィス「…………」
カルディエ「…………」
レイス「ふ…………」
アスモデウス「…………」
ティア「レイス、なぜ笑った?」
レイス「さあな…」

ティア「……あー、そうだ。お前達の対人関係はどうなっている?無愛想だと親交も深めづらいだろ」
モト「親交…俺の親交か」
アスモデウス「私の…………」
カルディエ「親交…………」
アンフィス「…………」
レイス「…………」
ティア「何なんだ…まぁ、理解者が居るに越したことないな。カルディエはその辺りどうなんだ?」
カルディエ「マスターの思考が時々理解できません…」
レイス「そうか、OZなら後でキツく言っておこう」
モト「ふぅー…」
ティア「何だ!?何故溜め息を吐いた!私は何か悪い事をしたか!?一体どう見えてるんだ私はっ」

レイス「…………」
アンフィス「…………」
カルディエ「…………」
アスモデウス「…………」
モト「…………」
ティア「何なんだ…前も言った気がするが私しか喋ってないじゃないか!何を求めここに来た!?」

モト「……無口、それは他者を拒絶し孤独である象徴」
アスモデウス「……冷たい印象は避けられません」
レイス「……理解者は限られる、拒絶される事も少なくはないな」
カルディエ「……ですが、往々にして私達には周囲に理解者が配置されます」

カルディエ「仲間、友、兄弟、ときには恋人…」
アスモデウス「時に天の意思で合ったり、大地に生けるものであったり」
モト「死せる者が癒すこともある」
レイス「…俺達と外の世界を繋ぐ彼らに、対人関係は集約されていく」
カルディエ「ごく限られた者の間で築くものもあります」
モト「しかし、如何なるものにも媚びず、己が道を行くのも良いだろう」
レイス「俺はそれが出来る力がある、あんたにもな」

ティア「何だその息の合った連携トークは! 卒業式か何かか!?」
だから私が散々そういった方向に話を持って行こうとしていただろ!?
本当は仲が良いのか!?ここで仲悪いの私だけか!?」

レイス「…………」
モト「…………」
カルディエ「…………」
アスモデウス「…………」
アンフィス「…………」
ティア「何故黙る!?やっぱり私は嫌われているのか!?もうこれじゃ無口でも無愛想でもないだろ!!
ああそうだよ!私はクールキャラであってコミュ障な訳じゃないからな!!」

レイス「…………」
モト「…………」
カルディエ「…………」
アスモデウス「…………」
アンフィス「…………」
ティア「ああわかったよ、なら私も喋らない!それでいいだろう!?」

ティア「…………」
レイス「…………」
モト「…………」
カルディエ「…………」
アスモデウス「…………」
アンフィス「…………」

ティア「…………」
レイス「…………」
モト「…………」
カルディエ「…………」
アスモデウス「…………」
アンフィス「…………」

ティア「…………」
レイス「…………」
モト「…………」
カルディエ「…………」
アスモデウス「…………」
アンフィス「…………」

ティア「何か喋れよ!何がしたいんだお前らは!戦場でもこんな孤独を味わったことはないぞ!」
カルディエ「……あ、はい。もしもし。……はい、はい了解しました。ティアさん」

ティア「…ん、どうしたカルディエ?」
カルディエ「次は邪気眼患ってそうなキャラ、ムダ毛を気にしてそう或いは脱毛してそうなキャラ、
同じ空気を吸いたくないキャラ、あと個人的に毛深そうなキャラは第二会議室へ移動して下さいとのことです」
ティア「誰からの電話だ! 何の会議なんだ! それから個人的にはって何だ!?
私は毛深くないぞ!!誰の個人的意見だ、誰の!?」
カルディエ「そうですか…ならもう終わりですね」
ティア「まだだろう!私はまだ何も納得していないぞ!」

レイス「……同情はせん。終わりだ」
モト「ではアンフィス、俺達も帰るか」
アンフィス「そうだな……さらばだ」
ティア「ま、待て!」
カルディエ「では、また…」
ティア「や、やめろ! 帰るんじゃない!」

アスモデウス「……ティアさん」
ティア「何だ!」
アスモデウス「邪気眼患ってそうなキャラと同じ空気を吸いたくないキャラに
私も当てはまるような気がするのですが、参加すべきでしょうか?」
ティア「…………」

アスモデウス「知らないなら知らないでいいのです……さようなら」
ティア「…………」

 

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